加護の力・風水都市 人吉
神仏が力を与えて護り助けることを“加護”といいます。
加護を受ける最初のポイントは結界を作ることです。
戦国時代、18代相良義陽は、三日月からの気(パワー)をもらいつつ、邪悪な気から町を護る城下町を目指します。
それは風水思想に基づいた風水都市でした。
霊石三日月石が鎮座する三日月の城を中心に、
鬼門 (北東)・願成寺、裏鬼門 (南西)・永国寺、 玄武 (北)に高寺院、 朱雀 (南)に岩屋熊野座神社、
天門 (北西)に青井阿蘇神社、 地門 (南東)に新宮禅寺、 青龍 (東)に老神神社、 白虎 (西)に十島菅原神社など多くの神仏を鎮座させ、巨大な結界を作り上げました。
戦国時代の相良家は、繁栄を極め、日本史的にも名を残す大名になっていきます。