令和4年7月下旬の掲示板より

 明導寺さんは一昨年、仏教伝道協会主催の掲示板大賞において見事「仏教伝道協会大賞」を受賞されました。
 明導寺藤岡住職の解説と共に7月下旬の掲示板の言葉をご覧ください。

<明導寺 7月下旬 掲示板の言葉>
「あなたが大切だ」 
  誰かがそう言ってくれたら  

   それだけで 生きていける 
【児童養護施設「光明童園」 園長コラムより】

 半年ほど前に、熊本県内にある浄土真宗本願寺派の寺院研修会の中で、児童養護施設「光明(ひかり)童園」の園長である堀浄信先生の話を聞かせていただきました。
 この「児童養護施設」には様々な事情を抱えながら多くのお子さん方が入所されており、62名のスタッフの方々による温かいご支援がなされています。
 堀園長は、当園のホームページに

この世に生を受け、生まれてきてくれた全ての子どもたちが「生まれてきてよかった」と思えるように、できることを、できる限り実践していきたいと思います。
という言葉を掲載されているように、真摯に子どもたちと向き合っていらっしゃり、子どもたちと職員の日々の会話を「園長コラム」として掲載されています。
 今年の5月6日のコラムの中で、

命は大切だ。命を大切に。

そんなこと何千何万回言われるより
あなたが大切だ 誰かがそう言ってくれたら 

それだけで生きていける

との言葉を冒頭に掲げて下記の内容が記載されていました。
雨がひどく降っていました。

小学4年生のむねと君(仮称)は、びしょ濡れで学校から帰ってきました。
風邪をひくといけないので、職員のめぐみさん(仮称)は、すぐにお風呂の準備をしてあげました。気持ちよさそうにお風呂につかるむねと君に
「大切なむねと君が風邪をひかないか心配だよ。次からは傘を持っていってほしいな」
「ぼくのこと、大切?」
『大切だよ』と伝えるとニコッと笑うむねと君でした。
「傘をもっていかないとダメでしょう」のYouメッセージではなく、
「心配だから、たいせつだから、傘を持っていってほしい」のI(私)メッセージです。
子どもの心に「愛」が響きます。


  先日、「令和二年七月豪雨三回忌法要」がお勤めされ、久しぶりにお会いした方から
大変でしょうけど、あなたは私にとって大切な人だから、ご自身をいたわってくださいね。
という親友の言葉に支えられたと聞きました。
 私たちの阿弥陀さまは、「あなたを救わずにはおれない」と、いかなる時も私に 寄り添い、あたたかな光で私たちを包み育んでくださっています。
 いかなる困難に遭おうとも、その「あなたが大切」とはたらき続けてくださる確かな仏さまのぬくもりを頂きながら、人生を歩んでいきたいと思います。

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