令和4年5月上旬の掲示板より

 明導寺さんは一昨年、仏教伝道協会主催の掲示板大賞において見事「仏教伝道協会大賞」を受賞されました。

 明導寺藤岡住職の解説と共に5月上旬の掲示板の言葉をご覧ください。

<明導寺 5月上旬 掲示板の言葉>

「いただきます」とは

   いのちを いただくこと。

【朝の連続テレビ小説「ちむどんどん」(NHK)】

 新年度がスタートして早くも一ヶ月が経過する中、ゴールデンウィークとなり、待ちに待った帰省や久しぶりに遠出される方も多いのかもしれません。

 人吉・球磨地域では、盆地を囲い込む山々が目映い新緑の季節となりました。

 先月末には、想像以上の寒暖差が影響したのか、思いがけない雷雨や豪雨に遭い、球磨川が早くも一昨年の悪夢を想起させるような水量となり、

 何物にも代え難い恐怖と不安を感じた方も多かったことでしょう。

 ここ数年で、日本独特の穏やかな四季の移ろいが失われつつあるように感じます。

 さて、4月上旬から始まったNHK「朝の連続テレビ小説 ちむどんどん」。

 天真爛漫な主人公が沖縄の大自然を味方に波瀾万丈の人生を送るドラマの中で、開始早々から、「家族愛」満載の内容で涙を誘うシーンが多くあり、「朝から泣いてしまった」という方も多いのではないでしょうか。

 我が家の小学生の子どもたちも、見逃し配信での視聴を毎回楽しみにしているようです。

 4月14日の放送の中で、子どもたちが大切に育ててきた豚の「アババ」が突如消え、「アババがいない!アババがいない!」と血相を変えて賢秀が探し回る中、青柳さん親子をもてなすために食卓に並んだ「ラフテー」を見て、大事にしてきた豚の「いのち」が奪われた事実を知らされたシーンがありました。

 そこで、大森南朋さん演じるお父さんが息子である賢秀に向かって語りかけたのです。

 黙ってつぶしたのは悪かった。

 だけど、お前たちも分かっていただろう。いつかはこんな日がくるのを。

 「いただきます」とは、いのちをいただくこと。

 だから、きちんと感謝しながら、きれいに食べてあげる。

 それが人の道。筋を通すということさ。

 「いただきます」と手を合わせる行為は、料理に携わった方への感謝の思いもありますが、それ以上に、私たちが直接的に手はかけていなくても、生き物の大切な「いのち」を奪っている事実に目を向け、いのちをいただく「感謝」の思いと同時に、申し訳ないという「懺悔」の思いが込められている言葉であり行為だといえるでしょう。

 仏教の世界では「精進料理」と言われますが、野菜も厳密に言えば、いのちのサイクルを断っている訳ですから、いのちを奪っている事実に変わりはありません。

 動物や植物の「いのち」を奪わずには生きていけない私たちに、食べ物という物はありません。すべては生き物です。

 と書かれていた寺院の掲示板の言葉を胸に刻みながら、手を合わせ「いただきます」という行為と言葉を大切にしていきたいと思います。

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