明導寺3月の掲示板より

人吉・球磨 風水・祈りの浄化町にある明導寺さんからのご案内です。

明導寺さんは昨年、仏教伝道協会主催の掲示板大賞において見事「仏教伝道協会大賞」を受賞されました。

明導寺藤岡住職の解説と共に3月下旬の掲示板の言葉をご覧ください。

<明導寺 2021年 3月下旬 掲示板の言葉>

大切なのは 今 なんだよ   

【 竈門禰豆子 『鬼滅の刃』 】

空前の大ヒットとなり、まだまだ勢い衰えぬ「鬼滅の刃」に影響を受け、

難易度が極めて高いキャラクターや呼吸・型の名前をスラスラと呪文のように呟く子どもたち。

先日、フェリーに乗車した際、船内売店の半分を「鬼滅グッズ」が占めており私も子どもたちへのお土産として迷わず購入してしまいました。

今回は、その『鬼滅の刃』11巻(第92話)に出てくる言葉を書かせて頂きました。

  幸せかどうかは自分が決める  大切なのは、今 なんだよ  

  前を向こう 一緒に頑張ろうよ 戦おう

このアニメの主人公である竈門炭治郎が鬼に切りつけられ、気を失っている最中に見た夢の中で、妹の禰豆子が幼きときの炭治郎に発した言葉の一節です。

この場面までの炭治郎は、仲間が鬼に切りつけられている姿を目の当たりにした際、すべて自分の力不足が原因であると過去の自分を責め、一人で責任を背負い込んでいました。

しかし、この禰豆子の言葉により、自分の幸せの価値観を押し付けた上に

過去ばかりに囚われていた自分自身に気づき、今、この時の大切さを気づかされ、息を吹き返して鬼との戦いを制することができたのです。

冷静に我が心をみつめてみると、過去ばかりに囚われているのは炭治郎だけでなく自分自身もそのような傾向が強いことに気づかされます。

少しは落ち着いてきましたが、まだまだ自粛や中止を余儀なくされるコロナ禍ゆえ、「あの頃は何の心配のなく旅行や花見に行けてよかったね」と

過去を羨ましく振り返ることが多いような気がします。

さらには、いつになったら何の心配も無く生活できるようになるのかと

まだ来ぬ未来に思いを馳せている現実があります。

今から約2500年前にお釈迦さまがお弟子さん方に下記のように話されています。

  すでに終わったしまったことをいつまでも考えたり、まだ起きてもいないことに悩んだりし  

  ないように。過去はすでに終わったことで、未来はまだ来ていないということ。だから、今すべきことをよく見つめて、そのことに集中することが大切。

仏教では、過去や未来ではなく、「今」をどう生きるのかを大切にします。

当たり前のことですが、過去を変えることは不可能であり、未来もまだやってきません。

しかし、今、この瞬間であれば自分自身の言動を決めることが可能であり、

変えることができるのは、ただひとつ、「今」のこの瞬間だけなのです。

この瞬間の「今」の積み重ねが、やがて自分自身の「story」となり、

その「story」が積み重なって、自分自身の「history」になっていくのでしょう。

だからこそ、「今」を大切に生きて往きたいと思います。

人吉球磨観光地域づくり協議会

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