人吉・球磨 風水・祈りの浄化町にある明導寺さんからのご案内です。
明導寺さんは昨年、仏教伝道協会主催の掲示板大賞において見事「仏教伝道協会大賞」を受賞されました。
明導寺藤岡住職の解説と共に1月上旬の掲示板の言葉をご覧下さい。
<明導寺 2021年 1月上旬 掲示板の言葉>
みなさんに
明日が来ることは
奇跡です。
それを知っているだけで
日常は
幸せなことだらけで
溢れています。 『余命一ヶ月の花嫁』
10年ほど前に映画や書籍にもなった『余命一ヶ月の花嫁』。
主人公である長島千恵さんは末期の乳がんに侵され
この言葉をメッセージとして遺して
告知から一ヶ月で、いのちを終えて逝かれました。
仏教では、生まれたからには、必ずいのちを終えていかなければならないという
人生の厳しさを教えて下さいます。
普段の生活の中では、なかなか「死」に対して目が向かない私たち。
自分の「いのち」を、永遠の「いのち」のように錯覚し、
人生に終わりがあることを受け入れきれない私たちに
千恵さんは「明日が来ることは奇跡」とおっしゃっています。
また、仏教が教えて下さることの一つに「ご恩」があります。
「ご恩」は「なされたことを知る」ということであり、
何ら変わらない今日が有難いのだと教えてくださいます。
「令和二年七月豪雨」により、通常の生活ができることの有り難さを知らされました。
何も昨日と変わらない「今日」が有難いのだと気づかせて頂きました。
まだまだ復興へは道半ばであり、コロナ禍である現状は終わりが見えません。
だからこそ、今、生かされていること。
様々な方々のお陰で、今があることをしっかりと受け止めながら
「奇跡」の日々を「幸せ」を感じながら生きていきたいと思います。