変わり果てた町、
そこは生まれ育った町。
荒らされてしまった家、
そこは思い出が詰まった家。
失われた尊い命。
それは、二度と取り戻せない時間。
言葉で言い表せない悲しみ、
胸を突き刺すような苦しみ
やりきれない無力さを嘆く。
眠れない夜。
夜空には三日月。
暗闇を照らす一筋の光。
三日月は優しい光を照らしてくれる。
優しく寄り添ってくれる。
みんなが見上げる三日月は1つ。
そう、みんな同じ三日月を見ている。
ひとりぼっちでないことに気づく。
人吉球磨を1つにしてくれる三日月。
人吉球磨は三日月の町。
古えから、人々は
満ち欠けを繰り返す月に
再生の想いを託したという。
今宵は、
願いを叶えてくれる
豊穣の三日月。
もし、願いが叶うのなら、
人吉・球磨の全ての人に、
鎮魂を、
そして希望の光を。
人吉・球磨 風水・祈りの浄化町