高寺院

エリア/ 北/玄武 ジャンル/ 神と仏

人吉球磨地方で最も古い寺院。宗派は高野山真言宗。
平家の重臣で人吉城代であった矢瀬主馬祐が平重盛の菩提を弔うめたに建立したといわれており、時期は鎌倉時代より以前の平安時代まで遡り、800年以上の歴史がある。

国指定重要文化財である毘沙門天は、三日月城から北の位置に鎮座している。風水都市設計において、北の守護として毘沙門天を据えるのはセオリーである。山の高い位置にあるお寺からは、東に人吉球磨最大の霊峰・市房山も拝見することができ、霊峰からの気を受けるように寺をこの位置に据えたとも思われる。

寺を下ると麓には、山田大王神社もあり、この高寺院と山田大王神社のラインが城から北における1つの大きな結界ラインだと考えられる。
風水・陰陽道の基本思想では、気は北から南へ流れるという。北を護りつつ、そして城へ気を流す役割を担った寺院は現在でも美しく、そして凛とした佇まいを見せてくれる。なお、山の頂上に毘沙門堂が現存するが、毘沙門天様自体はその貴重さゆえ安全のため収蔵庫に所蔵されている。

・国登録有形文化財:毘沙門堂
・国指定重要文化財:毘沙門天立像(収蔵庫に所蔵拝むためには、要予約。)
・秘仏多数

詳細情報

名称

高寺院

読み方

たかてらいん

住所

〒868-0092 熊本県球磨郡山江村山田甲1640
三日月城から車で15分

お問い合わせ

0966-23-3051

営業時間

8:00~17:00

駐車場

有  普通車10台  大型車2台 (大型車進入可)

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